わたしが嫁に行くまでの記録

貞操観念が狂ってる女の婚活と色恋記録

犬を拾いました その2

このお話は「犬を拾いました その1」の続きです。

 

「12個下の男の子なんて、彼氏にするのでさえ、リスキーだわ。

 ましてや婿候補になんて、とてもじゃない」

 

もしなんらかの関係を持つとしたら、ペットかな?

丸と会う前にそんな事をぼんやりと考えた。

 

プラネタリウム、水族館、と一連のデートイベントも終わり、

喫茶店で一休みしていた時の事、

人畜無害そうな丸から、「ホテルで休憩したい」と言われ、わたしは若干の憤りを覚えた。

 

”今時の男の子はこんなに簡単にホテルに行こうって言うのかしら?恐ろしい世の中だわ”

 

そう思った反面、舐められてるな、とも思った。

そんなに簡単にヤレそうな女に見えるのだろうか?

色んな想いがふつふつとわき上がり、今すぐ尋問したい所だったが、

今日は楽しく過ごす、という目標があったので、グッと押さえた。

 

 当然だが、「嫌です」ときっぱりと拒否した。

丸はさも残念そうに項垂れた。

 「でも、疲れちゃったのは本当なんです。どっかで休みたいな」

やれやれ、まだ言うか、このぼくちゃんは。

「じゃあ、暫くこのカフェでゆっくりしましょ。まだ時間はあるでしょ?」

「う〜、そうですね。でもできれば、ゴロンと横になりたい」

「はぁ、それは難しいご要望ね」

絶対ボンボンだわ、この子。

 

丸がダダをこねるので、彼の体力が回復するまで、喫茶店で休む事にした。

その間、彼の特殊な性癖やら願望やらを聞いたような気がする。

とにかく自分は甘えん坊で、膝枕したりハグをされるのが好きな事。

女性経験があまり無い事を話してくれた。

どのタイミングで聞いたか忘れたのだが、先ほどの「ホテルへ行きたい」発言も

不純な動機では無く、純粋に膝枕をして欲しいがために言ってしまったのだと

弁解していた。

でも、あわよくばって気持ちは、あるでしょ?と尋ねると

ええ、それはまぁえへへ、とバツが悪そうに答えていた。

 

喫茶店の後は、夜景を見に行きましょうと言うことになり、

暗くなるまで、街をブラブラする事になった。

 

適当にウィンドウショッピングし、日も落ちてくると

わたしは条件反射みたいにお酒が飲みたくなってきたので

近くのカフェに入る事にした。

 

軽いおつまみと、ハイボールを注文し、また適当におしゃべりをする。

”ホテル行きたい発言を除けば、この子別に悪い感じしないのよねぇ”

話をする丸の顔を見ながら、そんな事を思った。

 

”サイトで見た写真は写りが良すぎたけど、別に不細工でも無いし、声とか仕草とか

 可愛いし。。。俺様系でも無いし、ペットとして可愛がるには十分かなぁ”

 

”ただし、問題はどうやって、ペットにするかなのよね。

これに関してはさすがのわたしも経験が無いんだよなぁ”

 

そんな事を思っていた時だった。

 

「・・・で、同い年の女の子にはあまり興味が無いんだよね。

 だから、ぼくは、どちらかと言うと年上のお姉さんにもて遊ばれたいというか、、

 ペットになりたいと言うか」

 

丸の口からペットになりたいという言葉が飛び出してきた。

需要と供給が合致した瞬間であった。

 

「え??」

「ぼく変態だよねぇ。大丈夫かな。こんなんで生きていけるかな」

そう言って丸はえへへと笑った。

”可愛い” わたしはそう思った。

 

「ねぇ、丸くん。実はわたしね・・・・

 君みたいなペットが欲しいなと思ってたんだよね」

「え?マジですか?」

わたしのペットで良かったら、なる?

とそのまま交渉したかどうかは忘れたのだが、

その後夜景を見に行き、夕ご飯兼飲みに行った事ははっきりと覚えている。

初対面の割には、よく話したし、長い時間一緒にいれた方だなと思った。

 

その3へ続きます。